2020年の東京オリンピックに向けて「国際化を!」と呼びかけている東京ですが、実際どれだけの日本人が国際化しているのでしょうか?そして、どれくらいの外国人が都内に暮らしているか考えたことはありますか?

江東区に住んでいると、外国人、特に中国の方が多いなと感じることが多いです。実際、2010年の国勢調査の結果を見てみると、東京区内で外国人が多 く住んでいるのは、新宿区、江東区、豊島区なのだそうです。また、江東区は、中国人が圧倒的に多いのだそうです。そして、インド系のスクールが江東区にあ るので、インドの方も多く住んでいます。

4月 に、こうとう子育てメッセ実行委員を募集したところ、もちろん外国人のママも参加してくれました。そこで、実行(委員)メンバーが率先して、7月には江東 区 在住の外国人のママをスピーカーとして迎えた勉強会を開き、8月には、(区内5か所の)子育て支援センター(通称:みずべ)にて、外国人で子育てしている 方へのアンケートを実施しました。

勉強会は、2人の(中国人)ワーキングマザーからお話をお聞きました。お二人とも日本語が、かなり堪能のようでしたが、日本の文化について、戸惑う場面が多いという話が印象的でした。例えば、保育園でコップ袋を持ってきてと言われても、一体何のために使って、どれくらいのサイズのものを、どんな布で作ったらいいのか想像がつかなかった そうです。(自分たちが幼稚園や保育園で過ごしたことがないから、日本人ならなんとなくわかることが想像がつかない。)日常生活の文化の違いでは、ゴミの出し方について上げられました。中国は、ダンボールをたたんで捨てる、曜日を決めて分別して捨てるという習慣がないのだそうです。
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また、保育士から子供のことについての相談を、毎日迎えに行っている自分ではなく、たまにしか来ない日本人のパパにされた時に(「なぜ、いつも来ている私 ではなく日本人のパパに相談するのだろう。日本人の母親にならしないのだろう。」と)疑問を感じたようです。国が違うと日本の文化を理解されないという意 識が、私たち日本人にも強くあるのかもしれません。実際、筆者も保育園の父母会での仕事分担で、中国人の保護者 には、行事などの仕事ではなく、会計をやってもらうという暗黙のルールが存在しました。日本人のママ友間の微妙なコミュニケーションをとることを自然と避けているのかもしれませんね。

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一方アンケートの方ですが、100枚配布のうち回答してくれたのは48人でした。予想どおり、一番多いのは中国人で、2番目がインド人でした。そして、こちらのアンケートの結果からわかったことは、「言葉の壁」と「保育園問題」でした。

子供の年齢や状況をみると、通園していない低年齢の子供が多かったです。日本で出産をしたけれど保育園に入ることもできず、仕事の復帰が心配。また、言葉の壁があり日本人とどうやってコミュニケーションをとったらいいのかわからないという事情も伺えます。日本人のコミュニティには入れなかったり日本語を学ぶ機会がないと、なかなか日本語や日本の文化を知ることも難しくなりますね。保育園問題は、日本人でも同じことなので、やはり待機児童問題を解決しないと前に進めないなのか、また他に方法はないのか考えていきたい問題ですね。

詳しいアンケート結果は、PDFの資料をみてくださいね。

さて、それらを踏まえて、ママリングスにできることは何かを考えた時に、外国人と日本人の子育てと地域の文化交流ではないかと考えました。当団体では 2012年よりティアラ江東で「秋のこどもまつり」を行っています。そこで、子育てを切り口とした外国文化との相互交流・相互理解の促進に取り組みます。 外国人の親に「日本の子育て情報発信」を、日本人へは「江東区で生活する外国人で子育て中の方々に関する情報発信」をしていきたいと考えています。

「外国人の子育て」を2017年のテーマとして位置付け「秋のこどもまつり」を開催いたします!アンケートからもわかるように現状まだまだ交流が盛んではありません。だからこそ何かをしなければ前には進めません。どうぞお力添えおよび応援をお願いいたします。

外国人アンケートPDF

情報ソース: ママリングス代表 落合香代子
執筆: 伊勢崎紀子

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