社会的養護とはどんなことか知っていますか?【その1】

9-345703-c400 なぜかとても心にひっかかったスマホ漫画広告から、榎本由美著「児童養護施設の子どもたち〜哀しみの現実〜」(ぶんか社)という漫画を読み、ものすごい衝撃を受けました。養護施設にいる子どもたちの背景や生活は、私たちの生活に溶け込みながら、実はあまりよく知られていない現実なのではないかと感じました。

児童養護施設とは、様々な理由により親と暮らすことが困難な子どもたちが生活するための施設のひとつです。そしてそんな子どもたちのもうひとつの場として考えられているのが「里親制度」。総じて「社会的養護」と言われています。

社会的養護を必要としている子ども達(0歳〜18歳)は、現在約46,000人いるといわれています(社会的養護の現状について、厚生労働省、平成28年7月)。そのうち里親の元で暮らしているのは16.5%とのこと(H26年3月末現在)。大半の子どもたちは児童養護施設で過ごしています。

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子どもの成長に欠かせないのが、ある特定の大人からの保護・愛情と言われています。そのため、2016年に改正された児童福祉法でも「児童が家庭における養育環境と同様の養育環境において継続的に養育されるよう」と家庭的な養護が望ましいことが示されました。そのようなことを踏まえ、期待されているのが里親制度なのです。

里親には次の4つの種類があります。様々な理由で親と一緒に暮らせない子供を自分の家庭で養育する「養育里親」。養育里親のうち、虐待や非行、障害などの理由により専門的な援助を必要とする子どもを養育する「専門里親」。養子縁組によって子どもの養親となることを希望する「養子縁組を希望する里親」。そして祖父母などの親族が子どもを養育する「親族里親」です。
 ※参照 厚生労働省「里親制度等について」

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