トリセツ

コントロールされている睡眠のリズム

ヒトの睡眠のリズムは、次の2つのシステムによってコントロールされています。一つ目が「1日に必要な睡眠の量を取るシステム(恒常性維持機構)」です。これは睡眠が足りていれば、夜になっても眠くならなかったり、逆に睡眠が足りないと日中眠くなってしまったり、というものです。二つ目は「体内時計のシステム(概日リズム機構)」です。これは脳のホルモンによってコントロールされているシステムで、身体の浴びる光によって調節されます。ヒトの体内時計は25時間程度と実際の1日24時間とずれています。そのため、このずれを補正するために朝強い光を浴びることが重要です。また夜に光を浴びると身体が眠ろうとする体内時計の時間が遅れる(夜更かしの方向に身体が慣れていく)ことがわかっています。

必要な睡眠時間

1歳から2歳の子どもは、昼寝と合わせて11~14時間の睡眠が必要とされています。過去の研究では、この年代の子どもの昼寝時間の平均は1.2時間(0.4~2.1時間)、夜間の覚醒波0.7回(0~2.1回)と報告されています。十分な睡眠がとれているのであれば、夜間起きてしまっても、心配ないでしょう。

環境の見直しを

睡眠について、心配になったとき、少しお子さんを取り巻く環境を見直してみるのはよいかもしれません。よい睡眠というのは次の6つのポイントを抑えることが重要です。①朝の光を浴びること、②昼間に活動すること、③夜は暗いところで休むこと、④規則的な食事をすること、⑤規則的に排泄すること、⑥過剰なメディア接触を避けること。特に⑥について、睡眠前のテレビやDVD、スマホなどの光は体内時計のリズムを狂わせる大きな要因と考えられています。この睡眠の6つのポイントはお母さん、お父さんにもいえることです。心当たりがあれば、少しそういった習慣を変えていくのもよいかもしれません。

リスト