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発達には順序がある

発達には順序がある
子どもがいろいろなことを身につける発達は、階段のようなものです。つまり順序があり、この順序は(一部例外もありますが)すべての子どもたちにとって同じです。しかし、その速度は子どもによって違います。つまり、歩くためにはその前にすわることを身につけなくてはなりませんが、子どもが座ったり、歩いたりする時期は子どもによってまちまちです。

 

「座る」とは

では「座る」ということを考えてみましょう。昨日まで寝ていた赤ちゃんが今日いきなり座って遊び出す、ということはありません。一言で「座る」といっても、その中にも段階があります。座り始めは腰の辺りを支えると背中を丸めながらも手を離して「座る」ような姿勢がとれるようになります。そして徐々に両手を前につけば支えなしで「座る」ようになり、そのうち背筋も伸びてきて、手を離しても「座る」ことができるようになります。最終的には身体をねじって後ろのものを取ったり自由に遊ぶことができて、「座る」ことをマスターしたといえます。

専門家に相談する目安

では、どのような場合に専門家に相談したらよいのでしょうか?発達の速度については、前述のように個人差があるため、たくさんの子どもから集めたデータを分析して90%以上の子どもがどのくらいの時期までにできるようになるのかがわかっています。このような基準をもとに健診などでは専門家への相談を考えます。例えば「座る」ことで考えてみると、8か月の時点で支えがないと座れない場合は、筋肉の病気や脳の病気が隠れている可能性があるため専門家へ相談が必要です。
子どもは遅いにせよ早いにせよ、その子その子のペースでできることは増えていきます。もし、今までできていたことができなくなった(安定して座って遊べていたのに、急に座れなくなった等。専門用語では退行といいます)場合には緊急事態です。何かが身体の中で起こっている可能性があるので、直ぐに病院を受診してください。

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