離乳食のまぐろ/時期は?調理と刺身、赤身の使用はどう?

離乳食のまぐろ/時期は?調理と刺身、赤身の使用はどう?

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離乳食のまぐろ/レシピ

離乳食のまぐろ/調理

まぐろは、タンパク質や鉄分、DHAが豊富な食材です。離乳食に適していますが、下処理をしっかりして、調理方法に注意が必要です。まぐろの離乳食レシピもたくさんあるので、参考にしてみてください。

 

まぐろの離乳食は、生後7〜8ヶ月頃から食べ始めることができます。まぐろは、タンパク質や鉄分、DHAが豊富で、赤ちゃんの成長に必要な栄養素を補給することができます。ただし、まぐろはアレルギーを起こしやすいので、最初は少量から食べさせて、様子を見ましょう。

 

まぐろの離乳食の調理方法は、次のとおりです。

 

  • まぐろを水洗いする。
  • まぐろの皮や骨を取り除く。
  • まぐろを細かく刻む。
  • まぐろを沸騰したお湯で5分ほど茹でる。
  • まぐろをミキサーやフードプロセッサーでペースト状にする。
  • 離乳食用に水やだし汁を加えて、なめらかになるまで混ぜる。

 

まぐろの離乳食で注意すべき点は次のとおりです。

 

  • アレルギー反応を起こしやすいので、最初は少量から食べさせて、様子を見ましょう。
  • 脂肪分が多いため、調理方法に注意が必要です。まぐろは、油を使わずに、蒸したり茹でたりして調理しましょう。
  • 食べ過ぎに注意しましょう。まぐろは、タンパク質や鉄分、DHAが豊富ですが、食べ過ぎると、体に負担がかかります。まぐろは、1日あたり小さじ1杯程度にしておきましょう。

 


 

離乳食のまぐろ/中期のレシピ

離乳食のまぐろ/中期

 

離乳食中期向けのまぐろの離乳食レシピをご紹介します。

 

まぐろと野菜のおかゆ

 

材料:

  • まぐろ 100g
  • ご飯 大さじ1
  • ほうれん草 1束
  • 水 150ml
  • だし汁 大さじ1
  • 塩小さじ1/4

作り方:

 

  • ご飯を研いで水に浸しておく。
  • ほうれん草を洗って茹でる。
  • ほうれん草を細かく刻む。
  • まぐろを細かく刻む。
  • ご飯、ほうれん草、まぐろ、水、だし汁を鍋に入れ、煮る。
  • ご飯が柔らかくなるまで煮る。
  • 塩で味を調える。

まぐろと野菜のおかゆは、そのまま食べさせたり、パンに塗ったりして食べさせることができます。

離乳食のまぐろ/後期のレシピ

離乳食のまぐろ/後期
離乳食後期になると、固形物でも大丈夫。後期向けのまぐろの離乳食レシピをご紹介します。

 

まぐろと野菜のハンバーグ

 

材料:

  • まぐろ 100g
  • ほうれん草 1束
  • パン粉 大さじ2
  • 卵 1個
  • 水 大さじ1
  • 塩小さじ1/4
  • こしょう 少々

 

作り方:

  • ほうれん草を洗って茹でる。
  • ほうれん草を細かく刻む。
  • まぐろを細かく刻む。
  • パン粉、卵、水、塩、こしょうを加えて混ぜる。
  • まん丸に形を整える。
  • フライパンに油を熱し、まぐろのハンバーグを焼く。
  • 両面がきつね色になるまで焼く。

まぐろと野菜のハンバーグは、そのまま食べさせたり、パンに挟んで食べたりすることができます。

離乳食のまぐろ/刺身

離乳食のまぐろ/刺身

 

まぐろの刺身は離乳食に不向きです。まぐろの刺身は、生魚なので、食中毒の可能性があります。離乳食は、生魚を食べても安全なように加熱調理して与えるようにしましょう。

 

火を通して、まぐろのステーキにすれば、手づかみ食べなどにも使えます。

 

離乳食のまぐろの種類

離乳食使うまぐろの種類は、何がいいんでしょうか?

 

まぐろと名のつく魚はたくさんありますが、本マグロ?びんちょうまぐろ?キハダマグロ?

 

結論から言うとキハダマグロがおすすめです。

 

実は、まぐろを含む大型の魚類には、水銀が蓄積されています。そのため、妊娠時からまぐろは食べないほうが良いとされています。

 

一応、厚生労働省から「1日に食べて良いのは週に1回、80g=切り身一切れ程度」という情報は出ています。あ、けっこう厳し目の制限ですね。

 

ただし、マグロの中には「特に水銀を注意せずに食べられるマグロ」というのがあるんですね。

 

注意が必要なマグロの種類
関連)お魚について知っておいてほしいこと 厚生労働省

 

NGなのはインドマグロ、本マグロ、メバチマグロです。特に注意しなくても食べられるのが、キハダマグロ、びんちょうまぐろ(ビンナガ)、メジマグロとなります。

 

まず、メジマグロは本マグロの幼魚で、あまりスーパーでは見かけませんね。ネットでも1匹まるごと売りされてることが多いようです。

 

びんちょうまぐろは、比較的安く手に入りますが、脂肪分が多いので離乳食には向かないんですね。

 

そのため、キハダマグロが離乳食にベストということになります。

 

離乳食のまぐろ/赤身
なぜ、離乳食にはまぐろの赤身が良いの?

 

離乳食に良いまぐろの赤身には、次の理由があります。

 

  • 脂肪分が少ない。
  • タンパク質が多い。
  • DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多い。

まぐろの赤身は脂肪分が少ないため、赤ちゃんが消化しやすいです。また、タンパク質が多く、成長期の赤ちゃんに必要な栄養素を補給することができます。さらに、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が多く、脳や目の発達に役立ちます。

 

赤身が強いものは、鉄分の含有量が多いので良いんですね。逆に薄いピンク色のものは脂肪分が多いため、離乳食用としては避けるべき。

 

離乳食のまぐろ/トロ

 

マグロのトロは、脂肪分が多いため、離乳食には向いていません。

 

赤ちゃんは消化器官が未発達なため、脂肪分の多い食べ物は消化しにくく、お腹を壊すことがあります。

 

脂肪は三大栄養素の中で消化吸収が最も遅い栄養素です。脂肪は小腸で消化吸収されますが、脂肪を消化する酵素は膵臓から分泌されます。赤ちゃんは膵臓の機能が未発達なため、脂肪の消化が十分にできません。そのため、脂肪分の多い食べ物を食べると、お腹が張ったり、下痢をしたりすることが多いです。

 

また、脂肪分の多い食べ物はカロリーも高く、食べ過ぎると肥満の原因にもなります。

 

離乳食にマグロを与える場合は、脂肪分の少ない赤身を選ぶようにしましょう。また、食べ過ぎに注意し、水分をたくさん飲ませるようにしましょう。