さつまいもの離乳食/初期の調理のポイント

さつまいもの離乳食/初期の調理のポイント

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さつまいもの離乳食/調理

さつまいもの離乳食/調理

さつまいもには、食物繊維、ビタミン、ミネラル、抗酸化物質などが含まれているため、健康にも良いとされています。

 

赤ちゃんにとってのメリットは、さつまいもにはカリウム、ビタミンC、ベータカロテンなどの重要な栄養素が含まれており、赤ちゃんの成長と発達をサポートするのに役立ちます。特に、ベータカロテンは視力や免疫系の健康に重要です。

 


 

ただし、さつまいもに含まれるデンプンが多いため、離乳食として使用する場合には注意が必要です。一部の赤ちゃんは、デンプンを消化するのに苦労することがあり、不快感、ガス、便秘を引き起こす可能性があります。消化器に悪影響が出ないように、少量ずつゆっくりと導入することが大切です。

 

また、さつまいもが赤ちゃんの食事の唯一の食材となるべきではなく、バランスの取れた食事が必要です。赤ちゃんが必要な栄養素を適切に摂取できるように、小児科医や栄養士に相談することをお勧めします。

 

全体的に、適度に使用し、バランスの取れた食事の一部として使用する場合、さつまいもは赤ちゃんの食事に栄養価の高いおいしい食材として役立ちます。

 

さつまいもは、イモ類の中では少々お高いのですが、旬の時期なら手頃な価格で販売されています。

 

参考)さつまいもの時期(スーパー)

 

さつまいもの離乳食/初期

さつまいもの離乳食/初期
さつまいもの離乳食は、初期から食べられます。ここでは、月齢別の量の目安とレシピ、冷凍方法について紹介します。

 

シンプルな「さつまいものペースト」のレシピを紹介します。

 

材料(5食分)

 

  • さつまいも(皮をむいたもの)…20g
  • 白湯…大さじ1

 

作り方

 

  1. さつまいもを1cm角に切ります。水に10分ほどさらして、ザルにあげて水気を切ります。
  2. 耐熱ボウルにさつまいもを入れ、ひたひたになるくらいの水(分量外)を加えます。
  3. ふんわりとラップして電子レンジ(500W)で2分加熱します。(菜箸で刺して、スーッと通るくらいのかたさが目安です。まだかたいようなら、追加で10秒ずつ加熱します。)
  4. さつまいもが柔らかくなったら、ゆで汁を捨て、熱いうちに裏ごしします。白湯を加えて混ぜ、ペースト状にします。

 

冷凍方法

 

  1. ペーストを製氷皿に入れる。
  2. 冷凍庫で固める。

 

解凍方法

 

  • 耐熱皿に移し、ふんわりとラップをして電子レンジ(500W)で30秒加熱する。
  • 赤ちゃんに与える前に、粗熱をとってから、再度混ぜる。

 

離乳食中期以降は、食感を残したレシピを徐々に与えていきましょう。例えば、「さつまいもとりんごのやわらか煮」などが良いでしょう。裏ごししないだけで、ほぼ同じような手順で作れます。

 

さつまいもとりんごのやわらか煮

 

材料(5食分)

 

  • さつまいも(皮をむいたもの)…20g
  • りんご…40g
  • 白湯…大さじ1

 

作り方

 

  1. さつまいもとりんごは1cm角に切る。水に10分ほどさらし、ザルにあげて水気をきる。
  2. 耐熱ボウルにさつまいもとりんごを入れ、ひたひたになるくらいの水(分量外)を加える。ふんわりとラップして電子レンジ(500W)で2分加熱する。
  3. ゆで汁を捨て、熱いうちに裏ごしする。白湯を加えて混ぜ、煮立たせる。
  4. 弱火で約10分煮る。途中で、混ぜたりして、均一に火を通す。
  5. 煮上がったら、冷ましてから器に盛り、赤ちゃんに与える。

 

関連)りんごの離乳食